カンボジアで特殊詐欺に加担させるため10代男性を連れ出した罪で仙台市の男が起訴されました。男は、行き先や内容を偽って脅していました。 所在国外移送目的拐取の罪で起訴されたのは、仙台市宮城野区の自営業・高橋卓冬被告（23）です。起訴状などによりますと、高橋被告は2024年5月から7月にかけて知人の10代男性をカンボジアで特殊詐欺に加担させるために「沈めんぞ。3日間くらいで何びびってんだ。殺すぞ。行先は韓国。3日間で帰ってこれる。金を買ってくるだけでいい」などと行き先を偽って脅し、7月3日に仙台駅から東京駅まで新幹線で連れて行った罪に問われています。 仙台地方検察庁は高橋被告と共謀した当時15歳の少年を仙台家庭裁判所に送致した一方、ともに逮捕された当時19歳の男性は不起訴処分としました。理由は明らかにしていません。