神戸市で24歳の女性が殺害された事件で、逮捕された男が事件の2日前から女性の職場付近を数時間にわたり徘徊していた可能性があることがわかりました。 事件の2日前。午前8時半ごろの防犯カメラに映るのは、殺害された片山恵さん(24)とみられる女性と逮捕された谷本将志容疑者(35)とみられる人物です。 やや前を歩く女性が横断歩道を渡り、右折すると男も右へ。一定の距離を保っているように見えます。女性が建物に入ると、男はいったん通り過ぎますが…すぐさま反転。ビルの出入り口付近を覗き込むような仕草を見せ、引き返していきました。 谷本容疑者(趣旨の供述) 「8月18日(事件2日前)の朝、勤務先付近の路上で歩いている被害者(片山さん)を見つけた」 谷本容疑者の逮捕から29日で1週間。事件2日前の朝に片山さんを初めて認識したという趣旨の供述をしていることが判明しました。これまで明らかになっていなかった片山さんを狙った理由についても。 谷本容疑者(趣旨の供述) 「好みのタイプの女性だと思って後をつけていき、勤務先のビルに入っていくのを確認した」 片山さんを見つけた日だと話す事件2日前の夕方にも、男が職場周辺をうろつく様子が。道路の向かい側、片山さんの職場がある方向に目を向けるようなそぶりをみせていました。 そして、翌日の夕方にも、容疑者とみられる男は電話をするようなしぐさで同じ場所に現れ…。立ち止まると歩道の脇に座り込み、この時も勤め先の方向に顔を向けていました。 谷本容疑者(趣旨の供述) 「一般的に仕事が終わる時間帯に被害者(片山さん)の勤務先付近で、勤務先から出てくるのを待ったり、朝に勤務先に出勤するのを見ていた」 行動を確認し、日に日に女性へと迫っていったのでしょうか。そして事件当日。片山さんを職場からマンションまで50分以上にわたって執ようにつけ回し…。オートロックをすり抜ける手口でマンションに侵入。片山さんの胸などをナイフで複数回刺し、殺害したとみられます。 谷本容疑者 「(片山さんは)全く知らない人です」 女性を物色し、つきまとっていたとみられる谷本容疑者。神戸にやってきた8月17日の事件3日前にも、片山さんとは別の複数の女性の後をつけていた可能性があることが新たにわかりました。このうち、男がオートロックをすり抜けるなどし、後をつけられたという20代の女性は…。 20代女性 「男はスマホを耳に当てているのに無言で、ジロジロこちらを見てきた。『この人とエレベーターに乗るとやばい』と直感的に思った」 警察は、谷本容疑者が好みの女性を物色した上で、片山さんを一方的に狙った可能性があるとみて調べています。