女優の沢尻エリカが、来年2月27日公開予定の映画『』で約7年ぶりの映画出演を果たすことがわかった。一部では「オファー殺到」とも報じられており、女優として完全復活ムードが漂っている。過去に大きなスキャンダルがありながら、なぜ彼女は求められ続けるのだろうか。 『』は、映画『ゴールド・ボーイ』で製作総指揮を担った白金(KING BAI)が自ら企画・監督を担当、主人公の介護士・浅岡信治を俳優の成田凌が務める。妻をワクチン接種直後に亡くした浅岡が医師を責め、遺影を掲げて訴え続ける姿がいつしか反ワクチンの象徴として利用され、孤立と狂気を深めていくという、かなり攻めたストーリーだ。 2019年の『人間失格 太宰治と3人の女たち』以来の映画出演となる沢尻は、浅岡の遺影を掲げる姿を「夫婦愛の象徴」として紹介する新聞記者・福島美波を演じる。 沢尻といえば、2019年に麻薬取締法違反で逮捕され、出演が決まっていた大河ドラマ『麒麟がくる』を降板。公判では「女優復帰は考えていない」「復帰を語る資格はない」と引退を示唆したが、周囲が放っておかず、昨年2月に上演された主演舞台『欲望という名の電車』で復帰した。 スポンサー企業からのオファーも再開しており、今年4月にはカラーコンタクトレンズブランド『Kaica』のイメージモデルに就任。10月10日には、次世代スポーツアパレルブランド「DIG」のスペシャルアンバサダーに窪塚洋介と共に起用されたことが発表され、ローンチ記者会見で約1年8カ月ぶりに公の場に姿を見せた。 この記者会見の模様が報じられると、SNSなどで「エリカ様が爆美女すぎる」「39歳だとは信じられない美貌」などと、変わらぬルックスの美しさが大きな話題になった。 この流れで約7年ぶりの映画出演が決定し、一部メディアでは「水面下でオファーが殺到」「来年配信予定の主演ドラマが内定している」と報じられるなど、完全復活をうかがわせる勢いとなっている。 沢尻は前述のとおり2019年に大きな不祥事を起こしたが、それ以前にも2007年の「別に」騒動などで波紋を呼んだ。このようなスキャンダルが重なれば、通常なら仕事のオファーは激減し、広告キャラクターへの起用も極めて難しくなる。しかし、沢尻の場合は休業期間を経てなお、女優業も広告の仕事も再開しているのだから驚きだ。