田代まさしさん、薬物依存の恐ろしさ訴える 仙台で講演会

薬物依存からの回復と社会の寛容さをテーマにした元タレント田代まさしさん(69)の講演会が8日、仙台市内のホテルであった。 田代さんは、覚醒剤取締法違反などの罪で服役した福島刑務所を2022年に出所した。薬物依存症からの回復支援施設「ダルク」を創設した故近藤恒夫さんとの交流で「薬物依存者になったと気付いたのに、治そうとしないのは罪だと教えられた」と振り返り、失敗で得た気付きを次に生かす大切さを語った。 複数回逮捕され、インターネットで非難されていた時期に「愛の反対は憎しみではなく、無関心」というマザー・テレサの言葉と出合ったという。「物事の考え方や受け止め方の発想を変えるだけで、生き方がものすごく楽になる」と話した。 田代さん運営のユーチューブチャンネルが縁でつながった製麺(めん)機製造・販売の日本蕎麦(そば)街道(大河原町)が主催し、約30人が耳を傾けた。

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