東京女子医大が会見「深くお詫び」 元理事長の岩本絹子容疑者(78)を背任の疑いで逮捕 不正な資金は一級建築士を経由し容疑者に還流か 警視庁

東京女子医科大学の元理事長の女が、キャンパスの新校舎の建設費用をめぐり大学に損害を与えたとして逮捕されました。これを受け、先ほど、大学側が会見を行いました。 東京女子医科大 清水治 理事長 「深くお詫び申し上げます」 きょう午後、謝罪の言葉から始まった東京女子医大の現理事長らによる会見。元理事長がきょう逮捕されたことを受け、「原因究明に向けて全力を尽くす」と話しました。 東京女子医科大 清水治 理事長 「元理事長の専横的な意思決定プロセスに十分な牽制、あるいはガバナンスを発動することができなかった」 記者 「東京女子医大の元理事長・岩本絹子容疑者を乗せた車が警視庁本部に到着しました」 東京女子医科大学の元理事長・岩本絹子容疑者(78)は2018年7月から20年2月、東京・新宿区の河田町キャンパスの新校舎の建設工事をめぐり、一級建築士の男性(68)がコンサルティング業務を行っていないにも関わらず、報酬として現金およそ1億2000万円を支払い、大学側に損害を与えた疑いがもたれています。 警視庁が押収した資料などを分析した結果、建築士に支払われていた報酬の一部が岩本容疑者に還流していることが判明したということです。 警視庁は、このスキームに関わった岩本容疑者の側近の元女性職員や一級建築士(68)にも任意で事情を聴いていて、東京女子医大をめぐる不正な資金流出の全容解明を進める方針です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加