口座1つあたりの売買金額は15万から45万円 ブローカーの男が3500万円の報酬

福岡、愛媛、大分、鹿児島の4県警による合同捜査により、口座売買グループの実態が見えてきました。 グループのトップは“ブローカー”と呼ばれ、その下に“リクルーター”という口座を作る人間を集める役割が30人ほどいたとみられます。 警察は、こうしたグループを結成して口座を不正に作成していたとして、男3人を詐欺の疑いで逮捕しました。 警察によりますと、主犯格の“ブローカー”とみられているのが、宮崎県都城市の畜産業・新原悠介容疑者(30)です。 その下で売買用の口座を作る人間を集める“リクルーター”をしていたとみられているのが、大分県大分市の無職・渡邉唯斗容疑者(25)、実際に銀行口座を開設して売り渡したとみられているのが、北九州市八幡西区の無職・井上剛容疑者(33)です。 2025年3月、3人は共謀し、大阪に実在する金融機関において、実際には売買する目的であるにもかかわらず、井上容疑者名義の銀行口座を携帯電話のアプリで開設した疑いがもたれています。 別の県警から「口座売買グループがある」という情報提供を受けて捜査した結果、新原容疑者のグループが浮上し、容疑を裏付けたということです。 警察の調べに対し、“ブローカー”とみられる新原容疑者は「渡邉・井上と口座売買をしていました。ただ個別には思い出せません」と話しています。 また、渡邉容疑者は「新原のもとでリクルーターをしていた。今回については記憶がハッキリしない」と話しています。 さらに、井上容疑者は「口座開設についての記憶がない。新原・渡邉とのやりとりも覚えていない」と容疑を否認しているということです。 新原容疑者らのグループは2024年11月から2026年3月までに、少なくとも135件の口座売買を行っていて、トップの新原容疑者は約3500万円の報酬を受け取っていたとみられています。 また、口座1つあたりの売買金額は15万円から45万円で、暗号資産の情報付きの口座になると70万円ほどで取引されていたといいます。 売買された口座は、不正送金先として使われているほか、オレオレ詐欺の送金先口座としても利用されていることが確認されています。 グループの周辺にはこうした犯罪に口座を利用する“買い手”と呼ばれる存在がいるとみられていて、警察はグループや口座取引の全容解明を進めています。

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