八代市役所の新庁舎建設をめぐる汚職事件で、10月16日に裁判が始まりました。■八代市新庁舎汚職のマネーロンダリング事件この事件では、当時、八代市議会議員の成松由紀夫被告(55)ら3人が、東京の建設会社「前田建設工業」を含む共同企業体=JVが工事を落札できるようにあっせんし、その見返りに現金6000万円を受け取ったとして、逮捕・起訴されました。またこの事件に関連して、受け取ったとされる賄賂を、資金洗浄、いわゆるマネーロンダリングしたとして、成松被告ら3人と他の3人、併せて6人が逮捕され、うち4人が起訴されています。そして16日、初公判が開かれたのが、マネーロンダリングをした組織犯罪処罰法違反の罪に問われている渡邊裕人被告(49)です。■「捜査進み資金洗浄に及んだ」起訴状などによりますと、東京都渋谷区に住む会社役員の渡邊被告は、八代市役所の新庁舎建設工事をめぐり、成松由紀夫被告らが前田建設工業側から賄賂として受け取ったとされる6000万円の一部をマネーロンダリングした罪に問われています。渡邊被告は16日の初公判で、起訴内容を認めました。検察は冒頭陳述で「成松被告への捜査が進んでいることを知り、マネーロンダリングに及んだ」と動機を説明した上で、「成松被告から賄賂の一部を託された渡邊被告は、自身が代表を務める会社名義の口座へ複数回にわたって入金し、口座のキャッシュカードを成松被告に渡していた」と指摘しました。次回の公判は22日で、被告人質問が予定されています。