成田空港で活躍する麻薬探知犬のお手柄で、乾燥大麻約16キロを密輸しようとしたスペイン国籍の男が逮捕されました。 自慢の鼻を利かせ密輸防止に貢献したのは、ラブラドールとシェパードのミックスで、2歳6か月の麻薬探知犬モモタロウ号です。 モモタロウ号は、9月20日、空港の荷捌き場でベルトコンベアに流れてきたスーツケースに鼻を押し当て、手綱を引くハンドラーに不正薬物が隠されていることを知らせました。 その後の税関職員による検査で、スーツケースの中から乾燥大麻約16キロ末端価格にして8000万円相当が見つかり、荷物を預けたスペイン国籍のケサダ・ラオ・カルロス容疑者の現行犯逮捕に至りました。 ケサダ・ラオ容疑者は摘発実績の多いタイから入国していて、調べに対し、「自分で使用するのと、東京のバーやクラブで売ろうと思っていた分だ」と容疑を認めています。 東京税関麻薬探知犬訓練センター室の岡田泰充室長は、「引き続き不正薬物の密輸防止に貢献していきたい」と話しています。