年々深刻化している、外国人による「万引」行為。報道によると、ドラッグストアを狙った外国人による万引の被害額(1件あたり)は平均7万8936円で、日本人の平均1万774円を大きく上回っているということです。また、旅行客などの来日外国人による万引きの被害額(1件あたり)は平均8万8531円と8万円を超えていることも明らかになっているといいます。 こうした報道を受け、SNS上では「ここまでひどいのか…」「治安悪くなりそうで怖い」「日本に何しに来てんだよ」といった不安や怒りの声が相次いでいるほか、「しっかり対処してほしい」「当然、罪に問えるよね?」「強制送還みたいなことにはできないのか」など、厳しく処罰してほしいという声も少なくありません。実際のところ、外国人が日本国内で万引をした場合、どのような罪に問うことができるのでしょうか。芝綜合法律事務所の牧野和夫弁護士にお聞きしました。