テニス場の改修工事をめぐり入札に関する情報を業者に漏らしたとして、佐賀県多久市の職員の男が逮捕されました。 ■官製談合防止法違反の疑い 官製談合防止法違反の疑いで逮捕されたのは、佐賀県多久市の総合政策課長・梶原聖司容疑者(58)です。 梶原容疑者は、2022年に多久市にあるテニス場の照明設備の改修工事をめぐる指名競争入札で、佐賀市の電気設備会社「佐電工」に競合する業者の情報を漏らした疑いが持たれています。 佐電工はこの工事を1880万円で落札していて、当時、営業部長を務めていた鳥越昌彦容疑者(55)が公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕されています。警察は2人の認否を明らかにしていません。