刃物のようなもので脅し財布奪う…犯人は逃走中 付近の学校では見守り強化

熊本県大津町で強盗事件が発生しました。犯人は現在も逃走中です。 西嶋宏一郎アナウンサー 「事件が起きたのは高校や小学校が近くにある早朝の住宅街です。発生から5時間近く経過しましたが、現場のアパートには規制線がはられ、警察官が警戒にあたっています」 警察によりますと、20日午前6時15分ごろ、大津町室のアパートの敷地で、刃物のようなものを持った男が、出勤しようとしていた住人の40代の男性を片言の日本語で「金を出せ」と脅し、現金が入った財布を奪って逃走しました。男性にけがはありませんでした。 近隣の住民に不安が広がっています。 住民 「気持ち悪いというか嫌ですね、今までで初めてですからね、こんなことは」 「近くに孫たちも住んでいるので、ちょっと怖いなというのはありますね」 逃げた男は、身長が170センチ前後で、上下黒っぽい服に黒色の目出し帽を着用していたということです。 警察は、犯人が外国人の可能性もあるとみて、逃げた男の行方を追っています。 現場は、JR肥後大津駅から800メートルほどの住宅が密集地で、隣には翔陽高校、近くには室小学校があります。 ■現場中継(西嶋宏一郎アナウンサー) 現場となったアパートの道向かいには、翔陽高校の野球グラウンドがあります。すぐ隣には校舎も見えています。翔陽高校によると、午後3時ごろに授業を終えて、部活動行わずに一斉下校したということです。通学路に職員が立って、見守りを強化しました。 また、室小学校でも、保護者や職員、地域の見守りボランティアが協力して登校を見守ったほか、夕方は一斉下校が実施されました。 事件発生から12時間が経ちましたが、被疑者逮捕の一報はありません。 大津町は、町民に自宅の戸締まりを確実に行うとともに、不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

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