“正規の手続き面倒だった” 旭市議ら送検 在留期限を過ぎた外国人を雇用か

在留期限を過ぎた外国人を約5年半にわたり雇っていたとして、千葉県の旭市議会議員を含む男4人が2月21日までに逮捕・送検されました。 逮捕・送検された旭市の市議会議員 遠藤保明容疑者ら男4人は、2019年9月から2025年1月にかけ、在留期限が過ぎた30代から50代のタイ国籍の男女6人を働かせていたとして、出入国管理及び難民認定法違反の疑いが持たれています。 遠藤容疑者らは営農組合の理事を務め、タイ人を日給約7000円で雇い、旭市や匝瑳市の畑や田んぼで野菜の収穫や草刈りをさせていたとみられています。 4人は容疑を認め、「人手が足りず、正規の外国人だと手続きが面倒だった」などと話しているということです。 雇われたタイ人はいずれも15日間の短期滞在で来日し、2025年1月、不法残留の疑いで逮捕されていて、その後の捜査で遠藤容疑者らの関与が浮上しました。 千葉県警は、雇用に至った経緯などを詳しく調べています。 一方、現職議員の逮捕を受け、旭市議会の飯嶋正利議長は、「容疑の内容が事実であれば誠に遺憾であり、市民の皆様にご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」とコメントを出しています。

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