昨年9月に性的人身売買などの容疑で逮捕、起訴されたミュージシャンでラッパーのショーン・コムズの裁判がついに始まった。米音楽業界をひっくり返すような大物が絡んでいるのではないかと見られているが、これまで名前が挙がった大物セレブを紹介する。 PageSixによると、現地時間5月5日、米ニューヨーク・マンハッタンの連邦裁判所にて、コムズの裁判が始まった。初日の法廷では陪審員選びが行われ、候補者に対し、カニエ・ウェストやマイク・マイヤーズ、ミシェル・ウィリアムズらの名前が、裁判の過程で話題になるかもしれないと警告されたそう。この3人については、今のところ、まだ詳しい話が出ていないようだが、以下に、裁判中に名前が出たセレブと、その内容を紹介する。 【キャシー(カサンドラ・ベンチュラ)】 コムズと10年に渡って断続的に交際していた彼女は、5月13日から出廷し、「フリーク・オフ」と呼ばれる乱交パーティーの様子や、17歳の年の差があるコムズとの力関係などについて赤裸々に証言した。 【マイケル・B・ジョーダン】 映画『ブラック・パンサー』や「クリード」シリーズで知られるマイケルは、2016年に、コムズと破局していたキャシーと交際していたことで知られる。15日の裁判でキャシーは、他の男性との関係をコムズに疑われたことがあるかと聞かれ、「マイケル・B・ジョーダン」と答えていたそうだ。彼はまた、陪審員選びの際にも、名前が登場する可能性があるとされていた。 【ドレイクとフレンチ・モンタナ】 コムズからの暴力を証言したキャシーは、その一例として、2013年トロントで開催されたOVOフェスのドレイクのコンサートの直前に虐待されたと証言。それでも、ラッパーのフレンチ・モンタナと一緒にフェスに参加したが、髪の毛で傷を隠さなければいけなかったと明かした。 【プリンス】 キャシーは14日の証言で、プリンスの自宅で開かれたプライベートなコンサートに招かれ、「一生記憶に残る経験」をしたものの、嫉妬に狂うコムズを恐れ、彼にはそのことを伝えなかったと述べた。 【ブリトニー・スピアーズ】 キャシーは15日の証言で、交際の「ようなこと」が始まったのは、2007年にラスベガスのナイトクラブJetで開催された彼女の21歳の誕生日パーティーでキスをしたのがきっかけだったと証言。「ショーンはブリトニー・スピアーズと音楽プロデューサーのダラス・オースティンを連れていた。印象に残っているのはこの二人です」と明かした。ブリトニーはこのパーティーで、コムズやキャシーと一緒の姿を写真を撮られていた。 【ブルース・ウィリス&エディ・マーフィ】 ブルースとエディ、エディの妻ペイジュ・ブッチャーは、15日の裁判で提示された、2013年にキャシーとコムズの間でやり取りされたテキストメッセージの文面に登場。「あなたがどう思おうと、あなたはブルース・ウィリスではない」「エディ・マーフィーとペイジュは、子供たちだけで行かせた」などと書かれており、コムズとの関係がうまくいっていなかったことを示すために、提示されたようだ。