21日午後、兵庫県洲本市の自営業の男性(38)が「警察官を名乗る男に500万円をだまし取られた」と洲本署に届け出た。同署は特殊詐欺事件として調べる。 同署によると、同日午前11時半ごろ、警視庁の警察官を名乗る男から携帯電話に連絡があり「あなたの口座がマネーロンダリングに使われている」「犯罪に加担していないことを証明するため、預金の7割を指定口座に振り込んでほしい」などと告げられた。 その後もLINE(ライン)でやり取りを続け、ビデオ通話で男性の名前や住所が記載された偽の逮捕状を見せられた。男性は指示されるまま、インターネットバンキングで相手の指定する口座に500万円を振り込んだという。 振り込んだ後、電話の相手が警視庁の警察官と名乗った一方、逮捕状の請求者などが「大阪府警」となっていたことに男性が違和感を覚えて110番し、被害が発覚したという。