石川県の輪島市と珠洲市の被災地で無登録のまま解体工事を行ったとして、暴力団幹部の男ら3人が逮捕されました。 建設リサイクル法違反の疑いで逮捕されたのは、解体業などを営む金沢市本町の30代の男と、金沢市にあるいずれも指定暴力団六代目山口組傘下滝本組幹部の40代の男、松元組幹部の50代の男の3人です。 県警によりますと、3人は2024年9月ごろから2025年3月ごろにかけて、30代の男が経営する会社で解体工事を行うために必要な県の登録を行わずに、石川県の輪島市と珠洲市で少なくとも被災した10軒の家屋などの解体工事を行った疑いが持たれています。 この中には、公費解体の現場もあり、解体工事の一件あたりの請け負い金額は、100万から500万円だったということです。 県警は捜査に支障が出るとして、3人の認否を明らかにしておらず、工事代金の一部が暴力団の資金源になっている可能性もあると見て捜査しています。