オナラでスタッフが逃走…ブラッド・ピットが大ヒット映画『F1/エフワン』ウラにあった“災難続き”

ブラッド・ピット(61)が天才レーサーを演じた主演映画『F1/エフワン』が6月27日に日米同時公開され、米興行サイトBox Office Mojoによると、オープニングの週末3日間(27~29日)の全米興行収入が約5700万ドル(約82億3300万円)を記録して1位になった。 全世界では約2億9339万ドル(約424億円)の興収を記録(7月7日現在)。米アップル・スタジオ史上最高のヒットで、ピット主演映画としても最高のヒットとなっている。日本でも12日間で興行収入10億円を超えるヒットになっている。 同作は、ピット演じるケガで引退した元F1ドライバーが、ハビエル・バルデム演じる元同僚に誘われF1に復帰。チームを組む新人ドライバー(アダムソン・イドリス)に「過去の人」と反発されながらも、型破りのレース展開で弱小チームを牽引していくアクションドラマだ。 「F1の車体に取り付けた複数のカメラで激しいバトルを繰り広げる車内や抜こうとする他のマシンを撮影し、まるでピットが運転するF1マシンに同乗しているかのよう。これまでのレース映画を超えた異次元のリアリティが見どころですね」(エンタメ誌デスク) ピットは自らマシンに乗り特訓を重ねレースに挑戦した。また、メカニック担当の作業や、レース作戦指揮の緊迫した様子などF1の舞台裏も描かれる。 トム・クルーズ主演『トップガン』シリーズのプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーと『トップガン マーヴェリック』(‘22年)のジョセフ・コシンスキー監督がコンビを組み、360億円とも報じられた莫大な製作費を投入して作られた、まさに“地上のトップガン”だ。 そうしたなか、米ポッドキャスト『ニュー・ハイツ』に出演したピットは、ある“騒動”を告白し全米で話題になっている。 撮影で皿に盛られた豆を食べるシーンがあり、ピットはテイクごとに実際に豆を食べることを繰り返したという。 「小さなカフェで撮影していた。スタッフが約60人いて暑くて息が詰まるほどだった」 とピット。 「皿の豆を全部食べた。テイク2でも同じことをした。3回目も4回目も同じように食べたんだ。そしたら、ああ、やばい……と。何かが私を襲ったんだ」 と明かすと、豆の食べ過ぎからか、オナラが止まらなかったと告白。スタッフがカフェから逃げ出すほどの“大放屁”だったという。 ◆61歳とは思えない鍛え上げられた上半身 また、同作のプロモーションで来日していた6月25日、ロサンゼルスにあるピットの8億円豪邸に泥棒が侵入する事件もあった。米ニューヨーク・ポスト紙(電子版)によれば、3人組の犯人はフェンスを乗り越え、正面の窓から侵入して邸内を荒らし、ピットの家にあった所有物を持ち去り逃走したという。物品の量や被害金額は不明だという。警察が捜査中で犯人はまだ逮捕されていない。 そんな“災難続き”なピットだが、同作の予告編で上半身裸になり、引き締まったボディとともに数多くのタトゥーを披露して話題になっている。 米Page Sixによると、ピットは2月に公開された同作の宣伝用の予告編で、上半身裸になりベンチに仰向けに寝そべって腕を床に伸ばし、脇腹、胸、そして腕にちりばめられたタトゥーを披露。鍛え上げられた下腹部には、長男マドックスが生まれたカンボジアの公用語のクメール語でジョリーの誕生日が刻まれている。 前腕にはアンジーの「A 」に加え、6人の子どもたちのイニシャルを1文字ずつ入れているという。また、最近公開された予告編ではピットのシャワーシーンが登場して話題を呼んだ。 ピットとアンジーは昨年12月、約10年の離婚裁判闘争を経て離婚に決着をつけた。現在スイス人ジュエリーデザイナーのイネス・デ・ラモンと交際中のピットは、同作のプレミアにラモンを同伴するなど、すでに公式のパートナーになっており結婚の行方にも注目が集まっている。実現すれば、ジェニファー・アニストン、アンジェリーナ・ジョリーに続く3度目の結婚になる。 いずれにしても、61歳の年齢を感じさせないパワフルな演技やF1レースシーンへの挑戦など、映画製作や演技への情熱を見せ続けるピット。その一方では、大スターにしては意外な“おなら騒動告白”など、飾らない自然体を貫く魅力もハリウッドのトップスターとしての人気と存在感を見せている。 ジョセフ・コシンスキー監督は『F1/エフワン』の続編製作に前向きとも報じられており、さらなるピットの活躍が期待される――。 文:阪本 良(元『東京スポーツ新聞社』文化社会部部長)

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