6月、勤務していた飲食店の酒を無断で持ち出して酒店に売っていたとして、元店長の51歳の男が、業務上横領の疑いで逮捕されました。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、札幌市南区に住む職業不詳の51歳の男です。 この男は、店長を務めていた勤務先の飲食店で、管理していたウイスキーやワイン、シャンパンなど25点(時価合計約93万円相当)を無断で持ち出し、6月24日に市内の酒類買取専門店に売却した疑いがもたれています。 警察によりますと、酒の仕入れに対する売り上げが一致しないことを不審に思った被害法人の代表が警察に相談し、事件が発覚しました。 捜査の結果、店長だった男が酒を仕入れて転売し、現金約60万円を得ていたことが判明。警察が事件を把握してから約1か月以後に男を逮捕しました。 警察の取り調べに対し、男は「借りただけで返すつもりだった」などと話し、容疑を否認しています。 男は今年6月に店長を務めていた飲食店の会社を退職していて、警察が動機についても調べを進めています。