14日に開幕するムロオ関西大学ラグビーAリーグの記者カンファレンスが8日、東大阪市花園ラグビー場で行われた。 昨季の関西王者だった天理大は部員2人の大麻所持による麻薬取締法違反の疑いでの逮捕を受けて7月末まで練習禁止の処分。8月1日から練習を開始したが、小松節夫監督(62)は3カ月の謹慎中で指揮が執れない状態が続いている。SO上ノ坊駿介共同主将(4年)は「この大会に出場できる感謝の気持ちを持って、1試合1試合全力を出し切っていこうと思っています」と頭を下げた。 上ノ坊は「6月に不祥事を起こしてしまってラグビー協会に大きな迷惑をおかけしてしまった。もう一度、ラグビーに重要な品位のところや規律の部分を見直し、再確認して新しい天理大学のラグビーを作っていこうと。みんなで話し合って再スタートしました」と謙虚に再出発の様子を話した。 14日開幕戦の相手は昨季最下位の関大だが謹慎前の春季トーナメントで17―19と敗れている。苦難の船出に昨季王者が立ち向かっていく。