障害者支援施設で利用者の下半身触った男を逮捕 勤務先を運営する社会福祉法人が謝罪

介護福祉士の職員の男が女性入所者の下半身を触るなどして不同意わいせつ容疑などで逮捕された事件を受け、男の勤務先の障害者支援施設「あかね」を運営する社会福祉法人蒲生野会が30日、滋賀県婦人会館(滋賀県近江八幡市)で会見した。西川茂理事長は「被害者をはじめ利用者に心よりおわび申し上げる」と頭を下げた。 同施設の生活支援員だった福本豊容疑者(43)=同県東近江市三津屋町=は、昨年7月1日ごろ、施設内の共同スペースで、勤務中に女性入所者(31)の下半身を触るなどのわいせつな行為をし、その様子をスマートフォンで動画撮影したとして、今月29日に不同意わいせつと性的姿態撮影等処罰法違反(撮影)の疑いで滋賀県警東近江署に逮捕された。 西川理事長によると、福本容疑者は令和元年9月に中途採用された。逮捕前に聞き取り調査したところ、逮捕容疑以外に、つねる▽頭突き▽服を下ろす▽ぬいぐるみを隠す▽無視―など利用者への虐待が疑われる14件の行為を打ち明け、「イライラを抑えられなかった」「ついつい逆上した」と話したという。 同施設では、同性介助を原則としているが、今回は日中活動の短時間の犯行だった。西川理事長は、職員の2人体制の徹底や見守りカメラ設置など、再発防止策の実施を約束した。

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