「キャッシュカードが不正使用されている」電話詐欺で39歳の男を逮捕 63万円をだまし取った疑い 受け子と出し子の役割か

今年9月に起きた電話詐欺事件で、70代女性の家に金融機関の職員を装って訪れ、キャッシュカードをだまし取り、現金約63万円を引き出した疑いで39歳の男が逮捕されました。 逮捕されたのは住居不定、無職の田中巧容疑者(39)です。 警察によりますと、今年9月19日に笛吹市内の70代女性の家に家電量販店の従業員や警察官をかたる電話がありました。 電話の内容は「キャッシュカードが不正に使用されている」などと言うもので、暗証番号を聞き出したほか、金融機関の職員がカードの回収に行くと女性に伝えました。 その後、金融機関の職員を装った田中容疑者が女性の家を訪れ、受け取った2枚のキャッシュカードを封筒に入れ、女性が朱肉を取りに席を外した隙にプラスチック製のカードが入った別の封筒とすり替えました。 更に田中容疑者はこの日と翌日の20日にこのキャッシュカードを使ってATMから合計63万1000円を引き出した疑いが持たれています。 警察の調べに対し、田中容疑者は容疑を認めているということです。 警察は田中容疑者は電話詐欺グループの受け子と出し子とみて、余罪を捜査する方針です。

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