11月25日、本年度の映画賞レースの幕開けとなる『49回報知映画賞』の各賞が『スポーツ報知』の紙面で発表され、女優の吉岡里帆(31歳)が映画『正体』で助演女優賞に選ばれた。 同作は染井為氏の傑作小説を映画化。日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けたが脱走し潜伏を続ける主人公を俳優の横浜流星(28歳)が演じ、吉岡が演じたのは出版社の編集者役だ。 主人公が逃亡犯とは知らずに出会い、心を通わせるうちに疑念が芽生えるが、無実を信じる役どころとなっている。 同紙のインタビューに対して吉岡は、「自分の人生にとって、すごく意味がある」と喜びの胸中を明かした。 「今年4月1日、吉岡が所属する『A-team』が新規の芸能関係業務を休業することを発表。その直後、戸田恵梨香(36歳)、有村架純(31歳)、松本穂香(27歳)、唐田えりか(27歳)らが所属する『フラーム』に移籍。『正体』のオファーを受けたのは前事務所の時だったが、移籍した年に映画賞受賞とは幸先のいいスタートとなった」(芸能記者) 京都出身の吉岡は、18歳からの約2年間は歯科助手、居酒屋、スーパー、ホテルの配膳などアルバイトを掛け持ちしながら、深夜バスで東京までオーディションや演技講習に通い夢を追った苦労人だ。