【官製談合】河川工事競争入札予定価格漏らし業者に落札させた疑いなどで警察は県職員ら3人逮捕し関係先を家宅捜索…専門家見方は(静岡)

静岡県の公共工事を巡る官製談合事件。15日、警察は関係先の家宅捜索を行いました。15日、午後1時半ごろ…。(記者)「捜査員が段ボールを持って会社に入って行きます。これから家宅捜索が行われます」家宅捜索が行われたのは、静岡・磐田市に本社を置く土木建築会社「アキヤマ」。この会社に捜査のメスが入ったわけ。それは、14日夜、静岡県が開いた記者会見でも説明されました。(静岡県の職員)「現職の県職員が担当工事にかかる官製談合防止法違反等の容疑により逮捕されましたことは誠に遺憾であり、県民の皆様に深くおわびを申し上げます。申し訳ありませんでした」県が発注した入札工事を巡り“官製談合事件”が発覚したのです。逮捕されたのは県袋井土木事務所工事課の57歳の男 。そして土木建築会社「アキヤマ」の常務取締役で71歳の男と取締役で63歳の男ら3人。(記者)「この敷地内が落札された工事現場です。中では重機などが置かれ、工事が進められている様子がうかがえます」3人は共謀して、この工事の入札情報を事前に漏えいして不正に落札させた疑いがもたれています。公共の工事で発覚した事件。どのようにして、漏えいは起きたのでしょうか。「アキヤマ」が落札したのは一級河川の防災対策工事2件。県袋井土木事務所の容疑者の男が、知り合いだった取締役の容疑者の男に事前に県の予定価格を伝え、入札価格を決定する立場にあった常務取締役の容疑者の男に伝達。2人はその予定価格から、それぞれ最低制限価格と調査基準価格を算出し、仮設道路工事は最低制限価格と同じになるように5272万円で入札。仮橋工事は調査基準価格から約プラス1万円になるよう2億9745万円で入札し、いずれも落札したとみられています。県職員の容疑者の男と「アキヤマ」取締役の容疑者の男は、20年以上前の公共工事で知り合ったとみられ、捜査関係者によりますと、県職員の容疑者の男は、この事件に関しては公用のメールを使用して情報を漏らしていたということです。県職員の容疑者の男は、どのような人物だったのでしょうか。土木事務所では、班長として、工事の監督などを行う立場だったという県職員の容疑者。2025年の4月から土木事務所の班長を務めていました。また、土木建築会社の「アキヤマ」は2025年度、県袋井土木事務所から11件の工事を受注していて、契約額は計約7億4000万円。いずれも県職員の容疑者の男が担当していたということです。(静岡県総務部 髙部 真吾 参事)Q.県の内規などでは業者との付き合いはどのように定められている?「県民の疑惑を招くような飲食(は禁じられている)一方、疑惑を招かないようなものは許されている。多人数で出席する式典での立食パーティーとかは大丈夫ということになっている」この事件について、「every.しずおか」コメンテーターの若狭弁護士は。(若狭 勝 弁護士)「捜査上の今後の視点としては、この業者からこの県の職員が何がしかの利益をもらっていないかどうか、金品あるいは色々各種サービスなどの利益を業者側からされて、それを受け取っていないかどうか、これはいわゆる贈収賄という話にも発展していくわけですが、こうした他の事件への波及という視点を持ちながら捜査が行われるというふうに思います」(静岡県袋井土木事務所前から中継)(記者)「こちらは県職員の容疑者の男が勤務していた県袋井土木事務所です。建物の前には多くの報道陣が詰めかけています。この事件は、県が発注した磐田市の河川工事の競争入札を巡り、事前に予定価格を漏らし、業者側に落札させた疑いで3人が逮捕されたものです。袋井土木事務所工事課に勤務していた容疑者の男は、土木建築会社の役員の男に、事前に県の予定価格を伝えたとみられています。県職員の容疑者の男は、工事課の班長として工事の監督などを行う立場だったということで、警察は事件の全容解明を進める方針です」

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