「行列のできる相談所」痴漢に間違われたら悲劇→弁護士軍団の衝撃回答にどよめく 本村弁護士「とんでもない災難」 1番はまさか方法 犬猿橋下&北村氏も一致

19日の日本テレビ「行列のできる相談所」では、令和の法律相談企画が行われ、北村晴男・森詩絵里・本村健太郎・橋下徹の4弁護士が出演した。いつも橋下氏VS北村氏を中心に犬猿で意見が合わないことでおなじみ。 痴漢と間違われたり、濡れ衣のトラブルに巻き込まれたケースなど「痴漢冤罪どうする?」がテーマに。8年前の同番組では弁護士軍団が3人は「立ち去る」、1人が「弁護士に連絡」と回答していたことが紹介された。 そのうえで今回、スマホでの動画撮影が広がった令和の最善策を聞かれると、「自分が痴漢行為をやってないこと」を大前提として、北村氏「微物検査を求める」、森氏「立ち去る」、本村氏「立ち去る」、橋下氏「動画を撮りながら立ち去る」と回答。有効策がなさそうな状況に、スタジオにどよめきが起こった。 森氏は「現在でも痴漢事件は被害者女性の証言が重視される」と指摘。「現行犯逮捕されると、72時間の逮捕、20日の勾留、否認すると裁判が1年などかかって、その間、外に出られない可能性も。信頼、仕事も失うこともあり、やってないという立証は大変。立ち去るのが一番大事だと思う」とした。 本村氏は「一番犯しやすい間違いは、自分がやってないと分かってもらおうとして、現場にとどまり、時間を費やし、どんどん巻き込まれるのが怖い。やってないなら、逃げるのは悪いことではない。自分の身に降りかかろうとしてるとんでもない災難から逃げるんです」と語った。 捕まった場合を聞かれると「捕まったら最悪、大ピンチ。そうならないように逃げるしかない」と語った。 実際に痴漢行為に及んでいるケースも、犯人は逃げるので差異がないのではとの指摘が入ったが、本村氏は「他の方法がないんだから」と述べた。 弁護士として連絡を受けた場合も「まずい状況になるので早く立ち去ってくださいと言います」と説明した。 橋下氏は「後で取り調べとか仮に裁判になった時に、自分が有利になるようにするのが重要。その場の状況を動画をすぐにオンにして、立ち去っていく。ただし、不利にならないのが重要で、怒鳴ったり暴れたりは絶対やっちゃいけません」と説明した。 北村氏は、スマホなどでの動画撮影が一般的となった現在では、周囲の人も撮影してくることが考えられるので「逃げることが有効に機能するのかってところがある」と指摘。「微物検査」は、手に付いた繊維などの検査で、周囲に対しても「検査を求めると、(周囲も)対等な話なのかなと。立場を50-50まで持っていけるので、主張したほうが今の時代はいいのかな」と語った。 満員電車などの場合は無関係の人にも繊維がついてしまっていることがあるというが、橋下氏は「微物検査をやってくれ、潔白だと主張することは有効だと思います」と指摘。珍しく意見一致した北村氏が「それが大きいと思う。逃げ切れるなら逃げ切るでいいんですけど、それが簡単にできるとはとても思えない時代状況がある」とした。 北村氏は「鉄道側も、なるべく車内に防犯カメラを設置してもらいたいです」と語った。

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