ニセ電話詐欺で82歳女性が捜査名目で2千万円被害

福岡県筑紫野市に住む82歳の女性が、ニセ電話詐欺で警察官などを名乗る男らから、現金2千万円余りをだまし取られたことが分かりました。 警察によりますと、筑紫野市の無職の女性(82)は5月、携帯電話に着信があり、「電話回線が数時間後に停止される」と、音声ガイドで告げられました。 その後、警察官や検事を名乗る男らから携帯電話で、「逮捕した暴力団員が犯罪収益の一部を渡したと言っている。無関係の証明のため、現金を調べる必要がある」などと言われました。 女性は男らの指示に従い、先月11日に自宅の玄関先、今月4日には近所の公園の滑り台の下に、現金あわせて2089万円を置いて、だまし取られました。 女性は1人暮らしで、今月8日を最後に男らと連絡が取れなくなり、息子に相談して被害に気づいたということです。 警察は、「捜査のためにお金を送金などさせることはない」として、注意を呼びかけています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加