伊万里市の強盗殺人事件、外国籍の20代男逮捕へ 佐賀県警 単独犯か

伊万里市東山代町の住宅で26日に住人の母娘が刃物で切り付けられた強盗殺人事件で、佐賀県警は27日、近くに住む外国籍の20代男を逮捕する方針を固めた。女性(40)が死亡し、男が刃物を持ったまま現場を逃走していた。県警は単独犯とみて行方を追っていた。 県警によると、女性は日本語講師をしていた。司法解剖の結果、死因は失血死だった。首や腹などに複数の傷があり、強い殺意があったとみられる。70代の母親は首付近を負傷していて、命に別条はなかった。母親は逃走した男と面識はなかったという。現場に凶器の刃物は残っていなかった。 事件は26日、住宅のインターホンが鳴って住人が玄関のドアを開けると、男が入ってきて「お金」「財布見せろ」などと言いながら2人を刃物で切り付けた。午後4時半ごろに「2人が刺された」と通報があり、住宅の玄関の土間で血まみれになった女性が倒れているのが見つかって死亡が確認された。母親は救急搬送された。住宅は2人暮らしだった。 県警は26日に捜査本部を設置し、外国人風の若い男が逃走したとみて捜査していた。外国籍の20代男が事件に関わっている疑いがあるとして、任意同行して事情を聴き、逮捕状を請求していた。(取材班)

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