「中傷動画で自殺」ユーチューバーらを提訴 不動産会社元役員の母親

不動産会社の役員だった男性(当時36)が自殺したのはYouTubeに投稿された中傷動画が原因だとして、男性の母親(73)が15日、ユーチューバーら3人を相手取って約2億3千万円の損害賠償を求める訴えを京都地裁に起こすと明らかにした。 母親は「息子の名誉を取り戻したい、責任を負うべき人に責任を負ってほしい」と話している。 訴状によると、男性は2025年6月に「詐欺師です」「京都の寄生虫との呼び声も!?」といったテロップをつけるなどした動画を投稿された。その1カ月後の25年7月に自殺した。 被告のユーチューバーらについて母親は25年11月、京都府警に名誉毀損(きそん)で告訴。府警は今月14日、「KENZO 新宿109」の名で活動していた東京都中野区の池田実貴容疑者(28)を名誉毀損の疑いで逮捕した。 逮捕容疑は、25年6月、男性の名誉を傷つける動画を動画投稿サイトに投稿したというもの。「弁護士と話してから話す」と供述しているという。 また府警は、いずれも会社役員で岡山市北区の赤木誠容疑者(46)と同市中区の安田裕貴容疑者(35)を、恐喝未遂の疑いで逮捕した。 2人は25年5月、男性に対して、追及動画を投稿すると告げ、30億円を脅し取ろうとした疑いがある。 赤木容疑者は「お金をとる目的ではなかった」などと容疑を一部否認。安田容疑者は「弁護士と話してから言うか言わないかを決める」と供述しているという。 府警左京署によると、男性は生前、会社の売買をめぐって赤木容疑者と安田容疑者とトラブルになっていると、府警に相談していた。 赤木容疑者が男性を呼び出した際に撮影した動画を、池田容疑者は投稿していたという。(佐藤道隆)

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