他人のクレジットカード情報で家具を不正に購入したとして、滋賀県警サイバー犯罪対策課と近江八幡署は30日までに、私電磁的記録不正作出・同供用と窃盗の疑いで、中国籍の会社員の男（26）=東京都江東区=を逮捕、追送検した。計5件、約1350万円相当の被害を裏付けたとしている。 逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀し、2023年12月〜24年5月、家具メーカーのショッピングサイトで他人名義のクレジットカード情報を不正に入力。照明器具やいすなど計230点を購入し、自宅に配送させて盗んだ疑い。 県警によると男は闇バイトの応募者で、見ず知らずの共謀者に指示され家具を転売していたとみられる。「金銭目的だった」と容疑を認めているという。県警は、交流サイト（SNS）でつながって犯罪を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ（トクリュウ）」による犯行とみて捜査している。