不審死のロシア反政府活動家ナワリヌイ氏の妻「プーチンと終戦交渉は無意味」

ロシアのプーチン大統領を批判して逮捕され、監獄で不審死したロシア反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏の妻ユリア氏が14日(現地時間)、「(プーチン大統領とウクライナ戦争休戦)交渉をするのは意味がない」と話した。 14日(現地時間)のAFP通信など海外メディアによると、ユリア氏はこの日、独ミュンヘン安全保障会議で「たとえプーチンと交渉することにしても、彼は嘘をつくという点を忘れてはいけない」と述べた。「彼は最後の瞬間に規則を変え、あなたたちに彼が提示した条件に従うよう強要するはずだ」と主張した。 ユリア氏はプーチン大統領との取引の結果を2つ予測した。「彼が権力を維持する場合は彼は合意を破る方法を探すはずで、彼が権力を失えばその合意は無意味になるだろう」と強調した。 反腐敗財団を通じてプーチン大統領をはじめロシア指導層の不正腐敗を暴露したナワリヌイ氏は2020年、シベリアからモスクワに向かう飛行機の中で軍事用神経作用剤ノビチョクを使用されて生死の境をさまよい、翌年ロシアに帰国した直後に逮捕され、社会から隔離された。 ロシア司法当局は極端主義や詐欺など容疑をかぶせてナワリヌイ氏の量刑を増やし、シベリア最北端の刑務所に移監されたナワリヌイ氏は約2カ月後の2024年2月16日に47歳の年齢で突然死亡した。矯正当局はナワリヌイ氏が「自然死」したという短い声明だけを出した。

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