愛媛県の松山市にある会社の共済会費から現金1000万円程を横領した疑いで、当時の会計事務の女が19日に逮捕されました。女は「せいぜい100万円位」と容疑を一部否認しています。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは松山市小坂に住む元会社員の芳野恵美容疑者(43)です。 警察の調べによりますと、芳野容疑者は共済会の会計事務を担当していた去年4月までの約8カ月間、共済会のキャッシュカードを勝手に使い、ATMからあわせて現金1002万円余りを横領した疑いがもたれています。 共済会は従業員の会費で福利厚生や慶弔費用をまかなう仕組み。警察は去年6月に会社から「芳野容疑者が横領している」などと相談を受けて捜査し、口座の取引履歴などから容疑を固めました。 芳野容疑者は「そんなにも横領していない。せいぜい100万円位」と容疑を一部否認していて、警察が詳しい状況や動機などを調べています。