和牛約30トンの輸出先を偽装か 中国籍の男ら3人逮捕

冷凍和牛約30トンの輸出先を偽った疑いで、福岡市に住む中国籍の男ら3人が逮捕されました。 税関での手続きでかかるコストを抑える目的があったとみられています。 19日までに関税法違反などの疑いで逮捕されたのは、いずれも福岡市に住む中国籍の会社役員・王恩念容疑者(71)、王容疑者の娘で無職の桐山葉名容疑者(45)、中国籍の会社役員・孫永超容疑者(53)の3人です。 警察によりますと王容疑者ら3人は2年前、冷凍されたA5ランクの黒毛和牛約30トンをカンボジアに輸出すると虚偽の申告をし、香港へ輸出した疑いが持たれています。 香港への輸出は衛生基準が厳しく、国認定の施設で処理した牛肉しか輸出できないため、輸出先を偽る事でコストを抑える目的があったとみられています。 警察は3人の認否を明らかにしておらず、今後、共犯者や偽装で得た収益などについて詳しく調べる方針です。

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